ビート・クルセイダース解散

本日、お面ロックバンド「BEAT CRUSADERS(ビート・クルセイダース)」はウェブサイトで解散を発表しました。

大切なお知らせ (2010.6.6)

BEAT CRUSADERS
2010年9月4日を以って
「散開」いたします
(YMO風に言ってみマシータ)!

一言で理由を説明するのは
ヒジョ〜に難しいのですが、
ざっくり言うと
現状5人で演れることは
ほぼ演り切ったからドS☆

ピストルズ風に言うなれば
「マルコムに飼われてる犬じゃないんだぜ」!?

それとも千代の富士で言うところの「体力の限界」!?

キャンディーズ風に言うと「普通のオジサンに戻ります」!?
 
ともかく。

インディーズ時代も含め
今までCDを買っていただいたり
LIVEに足を運んでいただいたり
気にかけてくれてた方や
嫌いじゃなかったよ
という方々まで含めて、本当に…
あ〜りがとうっ!
ございマシータ♪

これからも
5人それぞれの音楽道を
引き続き歩んで行く所存でございますので
どこかで見かけたら耳を傾けてみて下さいませ!

2010年 6/06 6:06:06
BEAT CRUSADERS一同

http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/DF/Beatcrusaders/m_info.html#343225


セックス・ピストルズとマルコム・マクラレンも飛び出してくるあたりが、彼ららしい。最後までユーモアを忘れないのがビークルなんですよね。


彼らが出てきた時は、タワレコがプッシュしていたのもあって、インディーデビュー盤"NEVER POP ENOUGH E.P."を購入。おそらく実家に眠っているはず…。このシングルは54-71も在籍していたインディー音楽レーベル「LASTRUM」から販売されているんですよ。LASTRUMは四谷と曙橋の中間あたりに位置していて、実家から近くてね。それで親近感を持っていたんです(笑)。


ビークルのメンバーや脱退したメンバーが関わったバンドは個性的な面々が多く、実はこちらの方がよく聞いていたなあと(すみません)。


例を挙げると、

What’s done can’t be undone

What’s done can’t be undone

FUN SIDE

FUN SIDE

Endless Summer Record

Endless Summer Record

MONG HANG

MONG HANG

BROKENSPACE

BROKENSPACE

などの面々。popcatcher、FUNSIDEは中学から高校にかけて聞いていました。メロコアはあまり通過していないものの、友達に連れられてライブにも参加。当時はHi-STANDARDHusking BeeSuper Stupidの弟分的なバンドがたくさんいて、メロコアブームでした。その中でもpopcatcherやFUNSIDEが出演するライブ、あるいは企画イベントに刺激を受けました。

とにかくバンドとバンド間の仲が良好に見えて、インディーズシーンというものをひしひしと感じ取ることができました。彼らはこのことをあまり意識していないと思いますが、ライブに出るバンドはどれも本当にかっこよくて、初見でも人にすすめたいレベルなのです。


「よき場所には面白い人が自然と集まってくる」ことを教えてくれたのが彼ら。僕もイベントを企画するときはいつでも、よき場所を作ろうと考えます。そうすることで自然と面白い人たちが集まってくる。するとさらに面白くなる。この繰り返しで、ライブやバンドは成長していったんだなと。


NATSUMEN、MONGHANGはCRJ-TOKYOのスタッフ時にイベントに出演していただきました。BROKENSPACEはrecommuniスタッフ時に配信企画に参加してくれたりと、実際に関係があった人たち。たくさんの思い出を持っています。


BEAT CRUSADERSのヒダカ氏はLD&Kのスタッフだったというのも大きいですね。時間が随分経過してからそのことを知りましたが、高校生のときはLD&K所属のアーティストが大好きで。特にelse'は完全に追っかけでした。ROBOSHOP MANIA、KING BROTHERSアメリカ☆ヤング、yes,mama ok?、CYMBALSと素晴らしい面々が揃っていましたね。


Beat Crusadersの音源で、初期以外は『P.O.A.~POP ON ARRIVAL~』を何回も聞きました。

P.O.A.~POP ON ARRIVAL~

P.O.A.~POP ON ARRIVAL~

Beat Crusaders - Feel

Beat Crusaders - Love Dischord

学祭ではコピーバンドを組んで、上記の2曲を演奏。淡さや切なさが詰まった曲ですね。何回でも聞ける。


ビークルってメジャーとインディーの架け橋だったのではないでしょうか。ライブの共演は全国的にヒットしているバンドから、インディーズで活躍しているアーティストまで様々。ビークル自体が、音楽的には博学でいて、それを誰にでも聞かせられるポップセンスを備えている。お下品コールや謎のお面も一役買っていたわけだけど、音楽マニアから、そうでない人まで巻き込む、「曲のよさ」こそ、彼らの持ち味なんですよね。


彼らはオーバーグラウンドからアンダーグラウンドを横に横につなげていくメジャーの良心。それがBeat Crusadersだったのではないかと思います。解散する9月4日までのライブに行ってみようかな、と考えています。