京都のカフェ コチ(CAFE KOCSI)

久しぶりの日記になります。京都市内にはたくさんのカフェがあります。雰囲気のよい、落ち着ける場所が至る所に点在しているんですね。東京に住んでいたころも、カフェはかなり利用していましたが、いつも使うのは、いわゆるチェーン店でした。


東京は都心ですから、賃貸料も高く、手軽に利用できるチェーン店が必然的に多くなるのは仕方のないことだと思います。もちろん、独特の雰囲気のあるお店もありますが、いつも使うのはスターバックスドトールサンマルクベローチェなどのお店です。


京都に来てから、これらのお店を利用することもあります。しかし、同時に個人の方が経営されている小さなお店に向かうことが多くなりました。


京都の街は東京と比べると、規模が違います。チェーンのお店も多くありますが、同時に個人の方が居心地のよいカフェを出店しています。ライブやイベントのできるお店もたくさんあって、音楽好きの自分にとっては嬉しい限り。オーナーさんも音楽好きが多くて、加えて話しやすかったり。人情があるというか。これは京都独特なのではないかな、と感じています。


前置きが少し長くなりましたが、自分の好きなカフェがいくつかある中で、よく行くのが、CAFE KOCSI(カフェコチ)です。


カフェ コチ

食べログ カフェ コチ


河原町三条とアクセスも抜群で、買い物の最中によく行きます。レトロな家具を使用した造りが特徴で、木の質感が温かく、ゆったりとしたソファ席がお気に入り。静かな時間を過ごせます。

KOCSIがおすすめな理由

他にも好きな点をいくつか挙げてみます。

  • 本棚が楽しい
  • 焼きたてパンがおいしい
  • 音楽がよい
本棚が楽しい



コチには本も豊富に用意されているので、本棚をのぞくのも楽しみの一つ。雑誌、インテリア関係の本から、文学、哲学系のものまで置いてあるので、時間がいくらあっても足りないくらいです。必然的に足を運んでしまうわけです。本を持っていかなくても、興味あるものがたくさんあって、飽きることはありません。コーヒーやお酒を飲みながら読書を嗜むことができます。自宅で読むよりも本の世界に没頭できるので、カフェで読む本は格別な気がします。

焼きたてパンがおいしい

価格は高くもなく、安くもなく、といったところですが、出てくるメニューはどれもおいしいので、いつも満足してお店を後にしています。セットメニューも用意されています。特にキッシュはボリュームもあって、サクサクした生地も美味。




そして自家製のパンが特においしいです。ハード系のものをよく頼みます。いちじくのパン、レーズンのパンは噛みごたえもあって、噛めば噛むほど味がでてきます。果実の味を活かした、こだわりの一品です。お持ち帰りも可能です。オーナーさんは元パン職人とのこと。




もちろんコーヒーの深みも楽しめます。これからの季節に合いそうなレモネードも用意されていますし、料理と共にお酒やワインも嗜むことが可能です。




音楽がよい

僕は店内でかかっている音楽についつい耳を傾けてしまいます。カフェコチは音楽のセンスも抜群。先日はなんとSigh Boatのセルフタイトルアルバム『Sigh boat』がかかっていたのです。エッセイや女優として活動する内田也哉子、アーティストのサポートやCOMBO PIANOでお馴染みの渡邊琢磨、そしてLittle Creatures鈴木正人によるグループがSigh Boat。メンバーは豪華ですが、知る人ぞ知るアーティストと言ったところです。心地よいエレクトロニカが響き渡るこの一枚はフェイバリットで、何回も聞いていましたが、まさか店内でかかるとは思いませんでした。Sigh Boatがこんなにも調和する空間にめぐりあえたこと、これはまさに至福の一時。こんな経験は滅多にありません。


Sigh boat

Sigh boat


音楽、本、パン好きの方におすすめ

コチを好きになった理由として、店内にはアコースティックギターが飾られていたり、音楽イベントのフライヤーが置かれていたりと、自分の楽しめる要素があるのも大きいです。東京から観光で来た友だちを連れて行くと、彼らも楽しんでくれるので、嬉しい限り。音楽好き、本好き、パン好きの方におすすめしたいカフェです。


また、長居してもスタッフにせかされることもなく、逆にお水を運んできてくれる心遣いもさすが。一人でリピートできる居心地のよさも魅力です。